無料購読はこちら
ツナガリ

当サイトは、電子書籍の週刊マガジン「ツナガリ」のサポートサイトです。

(無料購読は iTunes のインストールされたパソコンから右側のボタンをクリック!)

※ 投稿制・ポイントの発行を廃止しました。

【インタビュー】フェリーチェ山手 nori(前編)

in アーカイブ, インタビュー

@feliceyamate
Tシャツやジャンパー等のオリジナルプリント専門店フェリーチェ山手のnoriです。好き勝手に色々つぶやいています(^_^)v 気軽に声かけて下さいね。粒谷区のTシャツつくる課としてもゆるーく活動中〜「ら」「ぽ」

Tシャツなどのプリント専門店を営む、フェリーチェ山手さんを初めてツイッターで見かけたのは、粒谷区が盛り上がっていた頃。「粒谷区Tシャツつくる課」としてノミネートされていたのが、フェリーチェ山手さんの公式アカウントを担当する nori さんだった。
名古屋の方なんだと嬉しい反面、東京でのイベントに顔を出されているのを拝見し、私は気後れしてしまい粒谷区に絡めれなかった。
その後も、様々なツイッターやUSTREAMのイベントなどでも見かけ、また、Tシャツを作られているのを見かける。フェリーチェ山手の nori さんとはどんな人なのだろう?

── 立地的には名古屋大学や南山大学、中京大学、そして名城大学も近いですし、学生が多い地域だと思いますが、お客さんも学生さんが多いのですか?

nori 高校生・大学生のお客さんがほとんどで、7割くらいは学生さんです。もともとは1984年からカジュアルウェアを売っていた店なんですが、やはり、学生のお客さんが多かったようです。
私も学生の頃にお世話になっていたんですけど、このお店のオーナーからお店を引き継いで、2000年からプリント専門店としてやっています。

── プリント専門ということは、こちらで販売をしているわけではないのですね。

nori 1点だけ刷って、単品で売るということはないです。本当は、プリント専門なので店舗のスペースもそれほど大きくなくて良いのですが、もともとがカジュアルショップだったのでスペースがあるので、店内には差し支えないものをサンプルとして展示しているんです。

このお店でやっているのは、来店したお客さんのご要望を伺って、まずはボディーメーカーへTシャツなどを発注します。そして、お客さんとデザインなどの打ち合わせをします。お客さんから頂く、原稿やデザインがそのまま使うことができない場合も多いので、印刷するまでのコーディネートを行うのが業務の中心ですね。

あとは、店舗の奥にあるオフィスでデザインをデータにし、工場で印刷を行います。そこでは、手刷りのものから機会刷りのものまでいろいろ対応できるようにしています。そして、仕上がって店舗に送られてきたものを検品し、お客様に納品するという流れです。

── やはり、学生さんは慣れないでしょうからデザインなどの打ち合わせは、苦労もあるのでしょうか?

nori ある意味、原稿なんかも個性的なものも多いです。そこからの手直しは大変だったりしますね(笑)
部活とか、学校祭や文化祭に合わせての発注が多いのですが、私たちの学生のときと違うのは、クラスTシャツというのも多いんですね。

今の高校生は、球技大会や文化祭なんかがあると、クラスごとにTシャツを作ることが多いんですよ。6月くらいから球技大会なんかの注文なんかも増え、9〜10月に球技大会や文化祭のシーズンがまたあって、それが終わって10月末から11月頃に大学生の大学祭などがあって、という流れなんですね。

Tシャツが多いので夏場がピークになるんですが、しっちゃかめっちゃかになってしまいます。
どうしても、テストが終わってから考え出して、1週間〜10日しか時間が無い、というスケジュールでいくつも同時にくるんですね。例えば、クラスごとに作るとなるのでそれぞれに違うデザインになり、3校くらいいっぺんに来ると、もう大変です。

しかも、コーディネートの部分は流れ作業じゃ出来ないんですよ。それぞれに思い入れもあったり、やはり初めてのお客さんもほとんどなので、こんな流れで作るんだよ、という話からしていきますので、どうしても時間が掛かってしまうんですよね。ピークのときは地獄です(笑)

──2000年からかわったことは?

nori プリント専門店というのも増えてきちゃったんですね。とくに、ホームページが普及してくると一気に同業者が増えて、価格競争も起こってしまったんです。だから、以前に比べ、プリントTシャツもだいぶ安く作れるようになってきました。
とはいえ、淘汰はされてきているところはあるんですね。ネット販売に対応しきれていないところなどから、徐々に淘汰されてきているようです。

フェリーチェ山手では、けっこう早くにホームページは立ち上げました。いまは、業者に頼んで作ってもらっていますが、最初は自分たちで作ってましたね。それこそ北海道から沖縄まで注文はありますし、来店してくれる方も、ホームページを見てこられた方は増えていますので、ホームページは欠かせないツールになっています。

── ホームページとともに、ツイッターも活用されていると思いますが、どのような経緯で始められたんですか?

nori 一番最初に、個人アカウントを始めたのは結構前なんです。日本でもこんなのが流行りますよ、というときに始めたんですが、初めはよく分からなくて、しばらくしたら塩漬け状態 *1 というよくあるパターンです(笑)
そのまま、放ってあったのですが、再開のきっかけは、iPhoneだったんです。

自分は塩漬け状態にしてしまたんですが、ツイッターを使い続けている人が周りにいて、やるようにずっと言われてたんです。そこで、iPhoneを買って、iPhoneからツイッターをやってみたら意外に面白く、そこから本格的に使い出しました。

── iPhone 3Gが日本で発売されたのは2008年の7月だったでしょうか。iPhoneとツイッターは相性が良いですよね。フェリーチェ山手さんとして、オフィシャルのアカウントを運営しはじめたのはいつくらいでしょう?

nori オフィシャルのアカウントは、2009年の8月7日です。とりあえず、作ってみようと。少しでもお店の宣伝になればと始めたんですけど、やってて、つまらなかったんですね(笑)
別に個人アカウントもあったので、やっぱり仕事用ですし、お店の看板もあるんでと、やや堅苦しくなっていたんですけど、そんなの誰もフォローしてくれるわけでもなく、なんでやってるのかなと(笑)

そこで、もう堅っ苦しいのはダメだと。このままじゃ続かないなと。キャラづくりとかは無理だなと。そこで、素でやることにしたんですよ。個人アカウントとあまり変わらないスタンスで。ただ、個人アカウントは仲間うちのやりとりに使って、オフィシャルアカウントは一応誰が見ても良いようにと。ただ、ツイート自体はどちらも素でやるように近いものになったんです。

そして、いまのツイッター活用の土台になっていると言っていいのですが、「粒谷区 *2」のイベントなどに関わっていったことがあるんですね。

ちょうど、渋谷区とつぶやくは似てるね、いっそ粒谷区っていう新しい区を作っちゃおうかというやりとりを目にして、なんか盛り上がり出したんですよ。

粒谷区粒谷区

── 私もその流れを見ていて、そこでフェリーチェ山手さんを初めてお見かけしました。名古屋の方なんだ、ということで記憶に残ってました。

nori そうなんですよね、みんな関東だったんですよ。その頃のツイッター使いは、ブログとかで有名な方とかが集まったりして楽しそうにやっていたので、そういう輪に入ってみたいというのがあったんです。
そうしたら、粒谷区のロゴが出来てきて、みんなでまた盛り上がってたんです。勢いでそのロゴでTシャツを作ってプレゼントしちゃうよと提案したんです。わいわい楽しくできればいいなと。

── では、最初はそれほど商売に繋げようというつもりはなかったのですね。

nori Tシャツをネタに自分がみんなに繋がっていこうと(笑)
けど、その中で確実に人脈は増えたかもしれません。粒谷区を機に知って頂いて注文をして頂ける方もいましたし。

あと、粒谷区のTシャツをサンプルとして展示してあるんですが、この近くにマウンテンという喫茶店があって、県外の方がそこに行く途中に、ここなんだといって立ち寄ってくれる方とかがいたりします。巻き込まれるのは嫌なんですが(笑)

(Vol.3に続く)

*1 「塩漬け状態」… アカウントを持っているけど何もせずに寝かせてしまっている状態
*2 「粒谷区」… ホフディランのボーカル、小宮山雄飛氏がTwitterで「渋谷区とつぶやくも似てる。」と発言したことが発端となり、「粒谷区という新しい区をつくるとか」と盛り上がって生まれた架空の特別区。ハッシュタグ #2289 も自然発生的に生まれ、さまざまなイベントなども開催されている。オフィシャルサイトには、区の組織などがあり、小宮山雄飛氏が区長となっている。この粒谷区Tシャツつくる課を担うのがnoriさんとなている。

Copyright©2011 Whizzo Production, all right reserved